心理カウンセラーに向いているタイプ・向いていないタイプ

心を扱う仕事をステータスとして捉えない

人間は生活が潤ってくると精神的な豊かさを求めるものです。

 

確かに心を見つめることは大切なことかもしれませんが、あまりにも深入りしてしまうと、後戻りできなくなってしまう危険性があります。

 

特に若者は、すぐに精神的な世界に迷い込んでしまいます。

 

ですからあまりにも心を高尚に捉えすぎてしまうと、かえって心が病んでしまったり、単純な思考をする人を蔑んだ目で見てしまう可能性が危惧されるのです。

 

このような社会の中では、心を扱う仕事についているというステータスを謙虚に受け止めておく必要があります。

 

心は常に変わりやすく、また、人間関係を大きく左右するものです。

 

極端な話、いつカウンセラーとクライエントの立場が入れ替わるかもわかりません。

 

実際に、自分自身が心にトラブルを抱えていた時に心理学に出会って脱出できたり、カウンセリングを受けた事で感銘を受け、自分自身もカウンセラーを志していたという人がとても多いのです。

 

それに、カウンセラーが相談者の立場になったり、相談者がカウンセラーの立場になることも考えられます。

 

そのため、常に謙虚な姿勢でお互いのことを見ておくべきなのです。

 

そして、あまりにも心を高尚に捉えすぎてしまい、カウンセラーをステータスとして考えてしまうと悩みが見えにくくなってしまいます。

 

もしあなたがステータスを得るためにカウンセラーを目指すのであれば、考え直した方が良いでしょう。

 

傷ついた人の心を扱うカウンセラーの仕事において、権威や資格の念力などを使って助けようとする姿勢はある意味で、人間の心を軽視しているとも捉えられかねないからです。

 

もちろんカウンセラーを目指す上で専門知識を身に付けて、資格を取得することは大切なことです。

 

ただし、それを目的にしてしまえば、たちまちクライエントの心の声が聞こえなくなってしまいます。

 

ですから、決してカウンセラーという仕事はステータスシンボルではないということを自覚しておいてください。

 

日々、カウンセリング活動を行っていると、カウンセラー自身も悩んでしまうことがあります。

 

時に自分が無力だと感じたり、自信を喪失することもありますが、そんな時、つい権威に頼りたくなってしまうのです。

 

しかしこれは逃げとしか言いようがありません。

 

心理学の理論をひけらかしたり、クライエントの前に資格を持ち出したり、カウンセラーの方から関係を断ち切ってしまうというカウンセラーが存在するのも事実です。

 

これは単なる自己保身に過ぎません。

 

このように、カウンセラーの仕事をステータスとしている人はそのステータスを逃げ場にしてしまいがちなのです。

 

どんな人でも疲れるとつい何かにすがりたくなるものです。

 

もちろんカウンセラーも人間なので、そういうこともあるでしょう。

 

しかし、こうする事で関係はどんどん希薄になってしまい、現実感からかけ離れていってしまいます。

 

そういうわけで、カウンセラーを目指している方はぜひこのことを肝に銘じておいてください。