心理カウンセラーに向いているタイプ・向いていないタイプ

カウンセラーに向いている人とは

カウンセラーを目指している人は、ぜひ、ボランティア活動としての心理カウンセラーではなく、生業としてのカウンセラーになっていただきたいと思います。

 

というのも、生業としてカウンセラーになった場合、自分が人と関わる際に、甘えが効かなくなるからです。

 

もしボランティアで人の相談に乗っていたら、報酬が発生しない分、どうしても自分自身に甘えが出てしまいがちです。

 

しかし、生業として相談に乗っていれば、カウンセラーとして、クライエントから認めてもらわなくてはなりませんから、あなた自身もより真剣に相手の気持ちを見つめるようになるでしょう。

 

カウンセラーになれば当然自分に多くの事が突きつけられます。

 

ボランティアとして相談に乗っているほうが幾分か気持ちとしては楽でしょう。

 

それでもクライエントに対して謙虚でいるためには生業としてカウンセラーになった方が良いのです。

 

そもそもカウンセリングというのは、他人の悩み相談に乗るというよりも、お互いを見つめ合って人間関係の作り方を考えてみようというものであり、人との触れ合い方や付き合い方、距離感を考えるというものです。

 

そういうことからも、あなたがカウンセラーを目指しているのであれば、面倒臭い人間関係から逃げることなく、様々な人間関係を構築し、それを背負って欲しいと思うのです。

 

それでは、どのような人がカウンセラーに向いているのでしょうか。

 

ある短期大学で行われたカウンセラーに向いていると思う人についてのアンケート結果には、次のような意見がありました。

 

・繊細な人・人の話を効ける人・想像力のある人・否定しない人・待てる人・押し付けがましくない人・人の気持ちに共感できる人・人を怖れない人・笑顔を絶やさない人・人の痛みが分かる人・偏見を持たない人 など

 

意外なことに、カウンセラーは明るくてたくましいイメージを持たれているようです。

 

これはこれまでよりもはるかにカウンセラーを身近に感じている証拠ではないでしょうか。

 

一昔前までは、カウンセラーと言えば考え込んでいたり、人の心の内を見抜くなど、何となく暗くて近寄り難いイメージがあったと思いますが、最近では治療というよりも、相談のイメージが強くなってきているのかもしれません。

 

一方、カウンセラーに向かないであろう人の特徴についてのアンケート結果を見てみると、

 

・無神経な人・自己中心的な人・頑固な人・いつも無表情な人・気が短い人・人間関係を築くのが嫌いな人・人を信じない人・周りに配慮できない人・口べたな人・傲慢な人・人を頼ってばかりの人・悩みやすい人・人の意見を聞かない人・プライドの高い人 など

 

という意見がありました。

 

カウンセラーにとって、共感できる力は必要です。

 

相手の心から自分の心を見るー要するに、自分のことのように感じ取ることが必要です。

 

そういう意味では、他人の考えに耳を傾けず、自分の意見ばかりを主張するようではカウンセラーに向いているとは言えませんよね。

カウンセラーにできること

現代は人間関係が希薄になっており、人々の自己肯定感も薄くなっています。

 

そんな中、カウンセリングはますます重要視されつつあります。

 

しかし、カウンセラーといえども、他人の苦しみや悲しみをその人の代わりとして預かる事も代わることもできません。

 

それだけ、カウンセラーは無力な存在なのです。

 

また、カウンセラーはクライエントから厳しく評価される立場だとも言えます。

 

そんなカウンセラーができることと言えば、傷ついてしまうリスクを物ともせず、人間関係を諦めずにクライエントと向き合い続けることです。

 

そして、カウンセラーとクライエントという関係をいかに自然な関係へと向かわせていけるかということだけです。

 

人間関係というのは、生まれてからずっと続いていきます。

 

誰とも接する事なく生きて行ける人はいません。

 

だからこそ、関係をすぐにあきらめてしまったり、決めつけたりしてはいけません。

 

このようなことを理解できる人であれば、きっとカウンセラーの仕事をすることができるでしょう。